2007年01月12日
セリーヌとは?
セリーヌは、バッグが有名だが、もとは子供靴専門店。
1945年、女性実業家セリーヌ・ヴィピアナ(Celine Vipiana)が夫、Richardとともに開いた子供靴専門店がその発祥。
この子供靴は、パリの革職人の技術を生かしたもので、上流階級を中心に支持が広がり、顧客の成長とともにアイテムも増加。
1959年、婦人靴、65年、香水とスカーフ。66年バッグに進出し、ついに67年プレタポルテを開始した。
バッグ開始とともに、現在のセリーヌのモチーフである馬車の柄とバックルのバッグ「サルキー」や馬具の金具をモチーフにしたモカシンで人気を集め、一躍一流ブランドとなった。オートクチュールメゾンではなかったものの、その上品さはパリ高級層の支持を集めた。
そして1987年、ベルナール・アルノー率いるフィナンシエール・アガッシュ(当時、まだLVMHではなく傘下のブランドもディオールしかなかった)がセリーヌを買収。
アルノーがディオールから連れてきた(ディオールの極東担当部長)ナン・ルジェ新社長のもと(当時、まだ30代の女性)、組織改革を行った。ディオールはまだ、このとき皮革製品が弱く、革製品に強くオートクチュールを展開していないセリーヌなら、ディオールとバッティングしないと考えたと思われる。
1996年、セリーヌはアガッシュからLVMHに移り、97年、マイケル・コース(Michael Kors)をプレタポルテのデザイナーとして招き、コースは99年2月クリエイティブディレクターに就任した。
マイケル・コースは1959年、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。81年からニューヨークで活動し、セリーヌの堅実さにスポーティ感覚を取り入れた。その結果、セリーヌの売上は240億円と倍増。LVMHが念願としていた、アメリカのキャリア層への進出もディオール以上の成果を上げた。
マイケル・コースはニュー・ヨークコレクションで自身の名前を付けたブランドを展開しており、こちらは日本国内ではオンワード樫山によって展開されている。
2003 年、A&G(アスブレー&ガラード・グループ)が、LVMHが保有するコース社株式の3分の1と、オンワード樫山USAが保有する 10%、マイケル・コースのパートナー、ジョン・オーチャリー(同社CEO)の保有分を手に入れたこともあり、セリーヌ社は1年の期限付きで、マイケル・コースとの契約を延長。セリーヌのジャンマルク・ルビエ社長は、「この契約延長はあくまで暫定的なもの」としており、2004年には確実にデザイナーが交代する思われている。A&Gは映画「タイタニック」のネックレスも製作した英国王室御用達のジュエラー。
2003年4月からバッグやキャスケットなどデニム素材の新シリーズ「パリ・マカダム」を発売。マカダムは19世紀の砕石舗道のことで、歴史的建造物やカフェなどパリの街並みをイメージして名づけられた。2003年9月20日、LVMHのブランド総合ビル「ONE表参道」ビルに、旗艦店がオープン。
2004年4月、LVMHは、2005春夏からの次期アーティスティック・ディレクターにロベルト・メニケッティ(Roberto Menichetti)を起用すると発表。
ロベルト・メニケッティはNY州バッファロー生まれの37歳。90年代の初めにパリで、クロード・モンタナのデザイン助手を務めた。その後、ジル・サンダーで、メンズラインのスタート時に重要な役割を果たし、1997年にバーバリーのクリエイティブディレクターに就任。プローサムラインをデザインしたが、4 年後の2001年、ローズマリー・ブラヴォーとの意見の相違により辞任。1シーズンだけ、セルッティのクリエイティブ・ディレクターを務めた後、2004 年2月NYコレクションで自らのブランドを発表した。セリーヌと契約しても、このコレクションは継続される見込み。
2005年4月23日、直営路面店を、銀座並木通りにオープン。ミニブギーバッグをオープン記念の限定品としてオーストリッチとクロコで発売。
2005年5月セリーヌが相互の合意として、わずか2シーズンでメニケッティが会社を去ったと発表した。
2005 年7月、新アーティスティック・ディレクターにIvana Omazicを起用。Omazicはクロアチア生まれの32歳。European Institute of Design in Milanで学び、ロメオ・ジリを経てプラダ・グループに。プラダ・スポーツ、ジル・サンダーを担当後、ミュウミュウのレディス・コーディネーターに就任。2005年4月にセリーヌに移った。セリーヌは女性デザイナーを中心にメニケッティの後任を探していたと噂され、イサベル・トレド、ヴェロニク・ブランキーノ、アレッサンドラ・ファキネッティが候補に挙げられていた
なお、セリーヌのメンズはかつては丸紅が展開していたライセンス品などもあったが、マイケル・コースが就任以後、メンズラインは展開していない。
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セリーヌ ブギー バックについて
セリーヌが世界に通用するブランドとして認知されたのは80年代のこと。
当時は保守化の流れから、パリのファッションも上流階級の上品な装いであるBCBG(ボンシック・ボンジャンル)が主流となっており、セリーヌは その中心的存在、人々の間ではヤング・エルメスという位置づけで持て囃された。
時代がモードに変化する90年代終わりには、ニューヨークのマイケル・コースを デザイナーとして迎え、新しいセリーヌがスタートすることになる。
以前は、クラシックなイメージが強く、どちらかというとモードの世界から遠ざかりつつあったセリーヌだが、最近の作品は現代感覚にマッチした 「最上質なデイリーユース」として、働く女性から大きな支持を受けている。
特に発売以来大ヒットを続けており、今やセリーヌの顔ともなっているブギーバッグは、OLさん達から絶大な支持を得ており、毎シーズン、 新しい素材が追加されバリエーションが広がっている。
シンプルなレザーメイドから、Cブラゾンのリリーコレクション、すっ かりセリーヌの定番となったパリマカダムなど、場所や装いを問わないデザインでありながら、持つ人の個性を表現できるのは嬉しい限り。
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